ライブ配信スタッフが考える 自宅ネット回線の改善ポイント~中級編~

ライブ配信スタッフが考える 自宅ネット回線の改善ポイント~中級編~

木村情報技術の野津です。当社では年間約2,000回以上のインターネットライブ配信イベントを運営しております。

ライブ配信イベントを運営するにあたって何が一番重要か?それはネット回線です。ネット回線がそもそもない....とか、ネット回線が不安定...という状況ではそもそもライブ配信を行うことすらできません。
本記事では、当社が培った回線のノウハウを用いて、皆様のご自宅のネット環境改善について簡単に説明させていただきます。

こんな問題起こっていませんか??

  • 場所によってWi-Fiが途切れちゃうんですけど...
  • YouTube動画が止まっちゃう、画質が急に荒くなって見られません...

初級編では、デュアルバンドの使い分けについて説明させていただきました。

それでもなかなか改善しないという方はこちらもお試しください。

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目次

    中級編:混線を解消する!

    初級編でお伝えした2.4GHz帯と5GHz帯について。改めておさらいです。

    (1)2.4GHz帯
    (障害物に強いが混線しやすい)
    (2)5GHz帯
    (障害物に弱いが混線しにくい、通信速度の上限値が2.4GHz帯に比べ高い)

    一長一短なこの二種類ですが、より汎用性が高い(どの部屋にいても繋がりやすい)のは2.4GHz帯といえます。ただし2.4GHz帯には避けられない問題が一点あります。それが混線です。

    混線による症状

    Wi-Fiの混線といわれてもイメージしづらいかと思いますが、混線している場合、具体的にはWi-Fiに繋がりにくい・速度が遅い・頻繁に途切れる、といった症状が現れます

    特に2.4GHz帯は5GHz帯と比べて利用者が多く(ルーターの機種が古い、もしくは廉価機種は2.4GHzしか利用できないため)、ご近所で利用されている方々のWi-Fiが多く飛び交っています。初級編で説明したように2.4GHz帯は障害物に強いという特性のため壁1枚くらいは簡単に通り抜けてしまいます。

    特に集合住宅で隣室が隣り合っているような環境ではWi-Fiの混線は起きやすいといえます。また、電子レンジやテレビといった家電の発する電磁波と同じ周波数帯のため混線しやすいといえます。

    混線しないために

    では混線しないためにはどうするか?それはチャンネルを変えることです。

    2.4GHz帯といっても更に細かく分類され、一般的に1~13 ※1のチャンネルに分かれています。高性能なルーターの一部機種では空いているチャンネルを自動で選択したり、もしくは混線を感知して自動でチャンネルを変更する機能が備わっている機種もあります。※2

    が、そうでなければ気づかないかぎりずっと混線したまま・Wi-Fiの電波状況が不安定なまま使い続けることになります。

    ※1 ルーターの機種によって利用できるチャンネル数に差があります。
    ※2「干渉波自動感知機能」、「オートチャンネルセレクト」などメーカによって呼び方は違います。

    Wi-Fiのチャンネルを確認する

    まずは自宅周辺で飛んでいるWi-Fiがどのチャンネルを利用しているか見てみましょう。といっても電波なので目では見えません。以下のアプリをお試しください。

    Androidスマートフォンの場合

    Androidスマートフォンをお持ちの方は「Wifi Analyzer(無料)」というアプリがわかりやすいかと思います。

    下の写真ですと「home」というWi-Fiは他のWi-Fiの電波帯と重なっていない=混線していないことがわかります。

    出典元:Google Play 「Wifi Analyzer」ダウンロードページ
    https://play.google.com/store/apps/details?id=com.farproc.wifi.analyzer&hl=ja

    Windows10のPCの場合

    Windows10のPCをお持ちの方はMicrosoft Store「WiFi Analyzer(無料)」をご利用ください。
    チャンネル1で2種のWi-Fiが利用されているため混線している状態です。

    出典元:Microsoft Store 「WiFi Analyzer」ダウンロードページ
    https://www.microsoft.com/ja-jp/p/wifi-analyzer/9nblggh33n0n?activetab=pivot:overviewtab

    これらのアプリを活用し、まずはご自宅のWi-Fiが他と混線していないか見てみましょう。グラフ上の山が完全に重なっている、もしくは重なっている部分が大きい場合はチャンネルを変更することをお勧めします

    完全に他の山と重なり合わない状態が理想ではありますが、集合住宅等では困難かと思いますので、まずはできる限り山が重なり合わないチャンネルを選んでみてください。

    Wi-Fiのチャンネルを変更する

    ではチャンネルを変更するにはどうするか、これはルーターの機種によって操作方法が異なりますのでまずはルーターの取扱説明書をご覧ください。

    例:バッファロー製ルーター一部機種のチャンネル変更操作。2.4GHz、5GHzそれぞれのチャンネルを設定することができます。

    出典元:BUFFALO サポートページ
    https://www.buffalo.jp/support/faq/detail/52.html

    もし混線が原因でWi-Fiが不安定になっている場合はこのチャンネル変更で若干の改善はみられるかと思います。一度お試しあれ。

    さいごに

    ここまで書きましたが当社のライブ配信では基本的にWi-Fiを利用することはありません。使うとしてもバックアップ程度に留めております。なぜならライブ配信では一瞬の途切れや混線も許されないため。

    当社では原則、有線LANを利用して各種デバイスを接続しております。また、1つのイベントでネット回線・プロバイダ契約を複数用意しておき、いざとなったら切り替えて利用できるようにしております。視聴される皆様がより快適で安心して視聴できるように万全の体制でイベントを行っております!

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