【特別インタビュー(前編)】社員アスリート 松本文佳選手

【特別インタビュー(前編)】社員アスリート 松本文佳選手

木村情報技術では2020年4月から、トライアスロン競技の現役選手 松本文佳さんを社員として迎え、未来に向けた競技活動を応援しています。
国内外の数々の大会で優勝・入賞実績を持つ松本選手。そんな松本選手と、トライアスロンに魅せられた弊社代表取締役 木村隆夫へのインタビューを、前編・後編に分けお届けします!

インタビュイー
松本文佳(木村情報技術株式会社所属 トライアスリート)

松本文佳(木村情報技術株式会社所属 トライアスリート)
・生年月日:1995年7月8日(25歳)
・出身地:京都府京都市
・2020年4月1日付 木村情報技術株式会社に入社

インタビュアー
山本久美子(木村情報技術株式会社 メールマガジン担当)

山本久美子(木村情報技術株式会社 メールマガジン担当)

社会人アスリートとして木村情報技術に入社

山本:

早速ですが、そもそも当社に入社されたきっかけは何だったのでしょう。

松本選手:

トライアスリートとして活動しながら所属先を探していた頃に、佐賀県に「SSPアスリートジョブサポ」(※1)という取組みがあると知って登録したんです。
そうしたら、関係者の方から木村社長をご紹介いただけることになって。

(※1)SSPアスリートジョブサポとは、スポーツ選手・指導者が佐賀県内の企業・団体へ就職し、競技・指導を続けるため、企業・団体とスポーツ選手・指導者をマッチングする無料職業紹介事業のこと。スポーツ文化の裾野を佐賀県民みんなで広め、トップアスリート育成を目指す「SAGAスポーツピラミッド構想」(SSP構想)の1つ。

山本:

木村社長もトライアスロンをされているので、それが関係者の方にも伝わっていたんですね。

松本選手:

そうなんですよ。
それで社長にお会いすることになって、活動をご理解いただいて入社することになりました。

山本:

プロアスリートの方で、企業や団体に所属する方は多いのでしょうか。

松本選手:

そうですね、スポーツだけで食べていける人は少なくて、どこかに所属する人が多いです。
プロとしてトレーニング時間は確保しないといけないし、生活もあるので、こうして社会人アスリートとして働ける環境はとてもありがたいです。
木村社長には本当に感謝しています。

山本:

確かにそう言われてみると、私たち一般人がテレビで見るような、多くのスポンサーがついている方というのはごく一部の方なのですね。

松本選手:

その通りです。
スポーツだけで生活していける人というのは一握り、いや、ひとつまみ程度かもしれません。

山本:

厳しい世界なんですね......。

松本選手:

特に、トライアスロンはお金がかかる競技だと思います。
水泳(スイム)・自転車(バイク)・長距離走(ラン)の3種目あるので、ウェアだけでも競技に合わせて複数必要ですし、バイク、シューズ、ヘルメットなど必要な物が沢山あります。
他にも、大会に出るなら出場や遠征にかかる費用も必要で、それらは全て自己負担なんです。アルバイトでまかなっている人も多いです。

中学校入学からトライアスロンを開始

山本:

トライアスロンを始めたのは、いつ頃からですか。

松本選手:

中学校入学と同時に始めました。
小学5年生から陸上クラブに入っていたんですけど、地元の中学校には陸上部がなかったんですよ。
たまたま住んでいた地域でトライアスロンクラブが発足すると知って、軽い気持ちで入ったらのめり込んだんです。
それまで陸上の経験しかなくて、実は泳ぎは得意ではなかったんです。
今から考えると思い切ったことをしたな、と思います。

山本:

陸上部がない中学校というのは珍しいですね。

松本選手:

そうですよね。むしろラグビー部はあったんですけど。

山本:

中学校に入ったころから、というとトライアスロン歴は長いですね。

松本選手:

はい、なんだかんだ今年で12年目になります。

山本:

普段あまりスポーツをしない私からは想像もつかないのですが......
きつかったり辛かったりして、辞めたいと思ったことはないのでしょうか?どうして続けられたのでしょう。

松本選手:

そう言われると、私はもうこれが当たり前になっていて、意識していなかったですね。(笑)
負けず嫌いな性格なので、トライアスロンの3種目という難しさに燃えているのかもしれません。

トライアスロンの魅力と覚悟

山本:

トライアスロンの魅力とは、どんなところですか。

松本選手:

そうですね......強いて言うなら、3種目で1つの競技、という困難さでしょうか。
3つの競技を行うので、例えば水泳では足首が柔らかいというのは長所なんですけど、長距離走(ラン)では短所になるんですよ。そういった難しさがあります。

山本:

言われてみると確かにそうですね。
1つの種目を極めるだけでも難しいのに、それが3つあるわけですから。

プロアスリートでもあり、会社員でもある、というのはご本人にとってどう感じていますか。

松本選手:

スポーツというのは、「趣味」と言われかねないですよね。
シビアな話をすると、大きな企業でもスポーツ選手の雇用や協賛は予算がカットされやすいところです。スポーツすることでお金をもらえるというのはとても恵まれていますし、特別なことをしていただいているということは常に意識しています。

一般的な会社員なら、「仕事時間の半分はスポーツしたいです。でも給料はください」なんて通用しないですよね。そこは肝に銘じて活動しています。

トライアスリートとしての転機

山本:

入社前は、海外にいらっしゃったと聞きました。

松本選手:

木村情報技術に入る前、2019年3月にオーストラリアに渡って1年くらいそこで活動していました。
2014~2017年の間プロチームに所属していたんですけど、オーバートレーニング症候群のような状態になってしまって。
周囲の期待がどんどん大きくなって、葛藤も感じていました。

山本:

若い頃から、そんな苦労やプレッシャーがあったんですね。
行き先は、なぜオーストラリアだったのでしょう。

松本選手:

現地に親戚がいてジュニア時代に何度か遠征したことがあったので、私にとって海外=オーストラリアだったのも理由の一つですね。
実は、学校の授業程度の英語力しかなかったのですが、それでも思い切って飛び込んでみました。
いざ行ってみると何とかなるものですね。何とかするしかありませんから。

山本:

すごい行動力ですね。
向こうでの生活費はどうされたんですか。

松本選手:

日本にいるときに、1年働いて資金を準備しました。あとは、現地でもジャパニーズレストランで働きながら選手としての活動を続けていました。

山本:

何かきっかけがあって日本に帰国されたのでしょうか。

松本選手:

もともと1年で戻ると決めていて、2020年3月に帰国予定でした。
木村情報技術への入社も決まっていたんですが、いざ帰国という頃に新型コロナの流行拡大があって、なんとかギリギリ出国できました。
(その1週間後に出国制限が出た)

山本:

はい、「松本選手は帰国できるのか!?」と人事部が焦っていたのを覚えています(笑) 海外で活動してみて、いかがでしたか。

松本選手:

日本を出る前はオーバートレーニング症候群気味だったので、現地では「競技として突き詰め過ぎない・順位を求め過ぎない・自分を追い込み過ぎない」ことを意識していました。

そうした日々を過ごすうちに、考え方や捉え方の変化を感じるようになりましたね。私は「0か100か」と考えがちだったんですけど、良くない時の自分も認めることができるようになりました。海外のトレーニング方法を知ることができたのも大きな収穫でした。

その時期が無駄な時間じゃなかったというのは、これから証明していきます。

今後の目標

山本:

ずばり、これからの目標を教えてください。

松本選手:

まずは、11月8日(日)に東京のお台場で開催される「第26回日本トライアスロン選手権」で10位以内の入賞を目指します。

山本:

九州ブロックの代表選手ですよね。
決定した時は社内も盛り上がっていました。

松本選手:

ありがとうございます(笑)
その先には、やはり2024年のパリオリンピック出場、そして同年開催に延期されたSAGA 2024 国スポ・全障スポでの優勝です!

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